「ファーストキャビンというホテル自体がすべて無くなってしまったのか?」と疑問に思う方も少なくないはずです。ここには、破産後の複雑なブランド再生プロセスが存在します。
旧会社の破産後、貸会議室大手である株式会社TKPなどがスポンサー支援・事業譲受に名乗りを上げ、新会社「株式会社ファーストキャビンHD」が設立されました。これにより、ブランドの全面消滅という最悪のシナリオは回避されたのです。
ただし、再出発にあたってすべての旧店舗が引き継がれたわけではありません。収益性や賃貸借契約の条件が見直され、フランチャイズ店舗の一部や好立地の優良拠点(市ヶ谷、羽田空港、西麻布など)が順次リニューアルオープンを果たした一方、愛宕山を含むいくつかの直営拠点は契約満了・整理の対象となり、歴史に幕を下ろすこととなりました。