大豆は日長反応(日の長さ)や積算温度に敏感な作物であるため、栽培地によって適期が大きくスライドします。特に寒冷地と暖地では、播種から収穫までのサイクルに1か月以上の差が生じます。
大豆の収穫時期において北海道などの寒冷地では、初秋の気温低下が急激なため9月下旬から10月中旬が最盛期となります。北海道で最も警戒すべきは大豆の収穫時期と初霜の重複です。登熟(実が成熟すること)が不十分な段階で強い初霜に当たると、葉が枯死して光合成がストップし、豆に「青立ち」「小粒化」「しわ粒」といった深刻な品質障害が発生します。
一方、大豆の収穫時期において関東や中部・西日本エリアでは、夏撒き大豆を中心に10月下旬から11月下旬(場合によっては12月上旬)が収穫期となります。温暖な地域では霜の心配は少ない反面、秋の長雨や台風による冠水・湿害が品質低下を引き起こしやすいため、降雨サイクルの合間を縫った収穫計画が不可欠です。