有安さんは活動再開にあたり、個人事務所「株式会社アプリコット」を立ち上げました。その代表取締役に就任したのが児島直樹医師です。
主治医・カウンセラーであった人物が芸能事務所の社長に就任し、さらに配偶者となる構図に対しては、発表当時「異例の形態」として芸能メディアで大きく報じられました。しかし、この選択の背景には、有安さんが既存の商業主義的な芸能システムから離れ、自らのペースで音楽と向き合いたいという強い意志がありました。
医療関係者の知見を持つ児島氏が経営を一手に引き受けることで、無理なスケジュール編成を排除し、アーティスト本人のメンタルケアを最優先にしたマネジメント体制が構築されたのです。病院での診療業務を継続・調整しながら、妻のクリエイティブを裏方として支える体制は、現在も盤石に機能しています。