タイムラインを席巻しているのは、ベタ塗りのモザイクや無機質な黒丸ではない。手書き風の繊細なラインアート、ミニマルな幾何学グラフィック、ノスタルジックな Y2K テイストのドット絵など、写真のトーンに合わせたオーガニックな素材が主流だ。
顔を丸ごと覆い隠すのではなく、目元だけに水平のタイポグラフィを載せたり、光の反射(レンズフレア)を模したグラフィックを頬に重ねたりする「チラ見せ」のバランス感覚が重視されている。あえて視線を外したアングルに抽象的なモチーフを配置することで、写真にストーリー性とアンニュイな余韻が生まれる。