ハードウェア市場を見渡すと、伝統的な重鎮と新興勢力の住み分けが鮮明になっている。国内シェアで長年圧倒的な地歩を固めてきた東芝テック株式会社は、堅牢なハードウェアと全国を網羅する手厚い保守網を武器に、過酷な連続稼働が求められるスーパーや大型店舗で揺るぎない信頼を集めている。機器の耐久性と障害復旧スピードにおいて、依然として業界標準の座を譲らない。
一方、中小規模店舗や飲食店向けに親しみやすい操作性とコストパフォーマンスを提供してきたのがカシオ計算機株式会社だ。同社は昔ながらの物理ボタンによる直感的な打ち心地を維持しながら、スマートフォンやPCとの連携機能を強化したモデルを相次いで投入。長年培ったレジ専業のノウハウをモダンな機能に昇華させている。