保安検査場と出国審査場に足を踏み入れると、手続きのデジタル化が徹底されていることに気づく。搭乗券とパスポート、そして顔写真を一度登録すれば、保安検査場入り口や搭乗ゲートを顔パスで通過できる「Face Express(生体認証搭乗手続き)」が本格的に稼働している。
保安検査レーンには、手荷物をトレーに入れたまま3D画像でスキャンできる最新のCT型X線検査装置がずらりと並ぶ。ノートパソコンや液体類をわざわざバッグから取り出す煩わしさは過去のものとなった。だが、ここに落とし穴がある。「取り出す必要がない」だけであり、「100ミリリットルを超える液体物の機内持ち込み制限」そのものが撤廃されたわけではない。うっかりペットボトル飲料を持ち込んでゲート前で破棄する旅行者が後を絶たないため、手荷物のパッキングには引き続き注意が求められる。また、帰国時の税関手続きを劇的に短縮する「Visit Japan Web」の二次元コード準備も、スマートな旅には欠かせない標準装備だ。