所属する立浪部屋において、豊昇龍は絶対的な大黒柱であり、同時にムードメーカーでもある。早朝からの猛稽古では若手力士を相手に容赦ない胸を出し、技術指導にも妥協がない。しかし稽古が終われば一転して、弟弟子たちと冗談を言い合い、部屋の雰囲気を明るく盛り上げる中心人物へと変わる。
「大関は稽古場では厳しいですが、普段は本当の兄のように接してくれる」と若手力士たちが声を揃えるように、部屋全体への目配りを欠かさない。伝統的な大相撲の厳格さを守りつつも、フランクで風通しの良い環境を作り出すその姿勢は、部屋の親方や裏方スタッフからも絶大な信頼を寄せられている。