「テープやリボンがたるんで排出口からはみ出している」程度の症状であれば、カートリッジを分解する必要は一切ありません。むしろ下手にケースを開けるより、外側からテンションを戻すアプローチが最も確実で安全です。
リボンのたるみは、カートリッジ裏面(印字面と反対側)にある緑色や白色のプラスチック歯車(巻き取りコア)を回すだけで修復できます。
【たるみ修正の具体的手順】
1. カートリッジを本体から静かに取り出します。
2. 裏面にある歯車の中央に、プラスドライバーの先端や指先、鉛筆の後端を差し込みます。
3. カートリッジに刻印されている矢印の方向(通常は時計回り)へゆっくりと回します。
4. はみ出していた黒いインクリボンがスルスルと内部へ引き込まれ、ピンと張ったら完了です。
このインクリボン巻き取り操作を怠ったまま本体にセットすると、印字開始時にリボンがテープの粘着面に張り付き、深刻なテプラテープ詰まり解消が困難な重症トラブルへと発展します。セット前の歯車チェックを習慣づけるだけで、トラブルの約8割は未然に防げます。