今作の最大の見どころの一つが、大将役に抜擢された名優・中尾隆聖の怪演だ。数々の伝説的なキャラクターに命を吹き込んできた演技派が、猫店長のダンディズムと理不尽な可愛らしさをどのように表現するのか。アフレコ現場では、一音一音に込められる圧倒的な存在感にスタッフ一同が息をのんだという。
「猫の鳴き声」と「頑固おやじの説教」が交錯する難易度の高いセリフ回しを、長年のキャリアで培われた抜群のリズム感で見事に表現。声優陣の熱演にあわせて音響エフェクトも極限までこだわり抜かれており、スープを仕込む音や麺を切り分けるSE(効果音)には本物のラーメン店の環境音が贅沢に使用されている。視覚だけでなく聴覚からも五感を刺激する音響制作が徹底されている。