滋賀県近江八幡市に生まれた松居一代。彼女が芸能界の門を叩いたきっかけは、伝説の深夜番組『11PM』のカバーガールだった。抜群のプロポーションと、どこか憂いを帯びた瞳。当時の視聴者は、彼女の圧倒的な存在感に釘付けになった。地方から出てきた一人の少女が、夜のテレビ画面を通じて全国区のスターへと駆け上がる瞬間だった。
しかし、単なる「綺麗な女の子」で終わらないのが彼女の真骨頂だ。生放送の現場で鍛えられた度胸と臨機応変な対応力は、後のマルチな活躍の基礎となった。華やかなスポットライトの裏で、彼女は誰よりも貪欲に仕事と向き合っていたという。