世間を騒がせた会長辞任劇から数年、山根明氏の消息については様々な憶測が飛び交っていましたが、2026年1月31日午前0時29分、大阪市内の病院で息を引き取りました。満84歳(享年85)でした。公式に発表された死因は「肺がん」です。
報道各社や近親者の証言によると、山根氏は2019年末頃に肺がんの告知を受けていました。当時すでに高齢であったことや持病を考慮し、積極的な手術ではなく投薬治療と通院を続けながら療養生活を送っていました。晩年は体力の衰えが見られたものの、持ち前の気骨は失われず、自宅で妻の手厚い看病を受けながら静かに闘病を続けていました。
かつてリングサイドで怒号を飛ばし、権勢を誇った「ボクシング界のドン」の最期は、取り巻きに囲まれた派手なものではなく、長年連れ添った家族に見守られた極めて静かな旅立ちでした。