インターネットの掲示板やSNSでは、途中交代のシーンが切り取られるたびに「久保建英は怪我が多いのではないか」「フィジカルに弱点があるのでは」といった声が散見されます。しかし、客観的なスタッツを精査すると、これは明らかな誤解であることが分かります。
久保が負傷リスクに晒される最大の理由は、ラ・リーガ屈指の被ファウル数(相手から受けた反則の数)にあります。卓越したアジリティとボールキープ力を持つため、相手DF陣は戦術的ファウルで止めるしかなく、足首や大腿部へのハードヒットを受ける頻度が極めて高いのです。
また、欧州カップ戦、国内リーグ、国王杯、そして日本代表としての長距離移動を伴う国際試合という「年間50試合超」に迫る極限のスケジュールをこなしています。故障しやすい体質なのではなく、現代フットボール最高峰の激闘と過密日程の中で、極めて高い稼働率を保ち続けているというのがプロの現場における正確な評価です。