ルチアーノという存在を語る上で欠かせないのが、彼を取り巻く「2Pヘタリア枢軸」の仲間たちの存在です。本家における「イタリア・ドイツ・日本」の枢軸トリオと同様に、2Pカラーの世界でもこの3カ国がユニットとして描かれるケースが圧倒的多数を占めます。
ドイツのアナザーカラーには「ルッツ(Lutz)」、日本のアナザーカラーには「クロ(Kuro / または本田葵)」という非公式名称が与えられています。これらのキャラクターもまた、以下のような徹底した「反転」の構図を持ちます。
生真面目で苦労性な本家ドイツに対し、ルッツは不真面目で怠惰、快楽主義者として描写されます。一方、礼儀正しく控えめな本家日本に対し、クロは好戦的で感情の起伏が激しく、日本刀を抜くことを躊躇しない狂気性を帯びた性格として設計されました。この3人が揃うことで、本家の持つ「ドタバタ歴史コメディ」から一転して、「危険なアンダーグラウンド・サスペンス」という全く別のドラマが成立する土壌が完成したのです。