「いやーさがしましたよ」というセリフの正体は、1987年1月26日にエニックス(現スクウェア・エニックス)からファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』で、サマルトリアの王子が発する初登場時の挨拶です。 前作『ドラゴンクエスト』が勇者ひとりの孤独な冒険だったのに対し、本作は「3人の勇者の子孫が力を合わせて悪を討つ」というシリーズ初のパーティーシステムを採用しました。ゲームを開始したプレイヤー(ローレシアの王子)は、大神官ハーゴン討伐のため、まず最初の仲間であるサマルトリアの王子を探す旅に出ます。 しかし、ようやく居場所を突き止めて話しかけた瞬間、画面に表示されたテキストはプレイヤーの度肝を抜きました。オリジナル版(ファミコン版)のセリフ全文は以下の通りです。 *「いやー さがしましたよ。 ボクは サマルトリアの ◯◯。 きみとは いとこどうしに あたる わけですね。 いやー なにから なにまで きみと いっしょに やれるなんて まったく うれしいですよ。 さあ ちからを あわせて がんばりましょう! では ゆきましょう!」 ※「◯◯」にはプレイヤーの名前入力や復活の呪文に応じて決まる名前(「すけさん」「パウロ」「カイン」など)が入ります。 血相を変えてモンスターが跋扈する危険な大地を歩き回り、散々たらい回しにされて疲弊しきった主人公に対し、サマルトリアの王子はまるで「僕はずっと君を探し求めていたんだ」と言わんばかりの屈託のないトーンで話しかけてきます。 この強烈な温度差こそが、日本全国のプレイヤーから「いや、探していたのはこっちだ!」「お前が言うな!」という怒涛の総ツッコミを巻き起こし、昭和から平成、令和へと受け継がれる伝説の迷言へと昇華した最大の要因です。
「いやーさがしましたよ」元ネタ解説!ドラクエ2サマル迷言の真相と反響
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