市場参加者が最も知りたいのは、足元の急変動を経て株価がどこへ向かうのかという点だ。直近の決算発表では、売上収益・営業利益ともに市場の事前予想を上回る堅調な着地を見せた。これを受けてブルームバーグが集計したアナリストコンセンサスでは、主要証券各社が目標株価のレンジを引き上げる動きが相次いでいる。強気派のアナリストは、既存の適応拡大に伴う収益上振れを織り込み、さらなる高値更新を視野に入れる。
一方で、会社四季報の最新データが示すように、PERやPBRなどのバリュエーション指標は過去の平均値と比べてやや過熱感のある水準に位置している。株式投資の観点から見れば、短期的な利益確定売りに押される局面も想定内だろう。だが、中長期の資金を投じる機関投資家は下値を丹念に拾っている。好業績の裏付けがある限り、押し目買い意欲は極めて旺盛だ。