大衆的な赤提灯のイメージが強かったこの料理を、モダンな食のエンターテインメントへと昇華させた立役者が「焼きとりの八兵衛」を率いる八島且典氏だ。八島氏はワインと焼き鳥のペアリングをいち早く提案し、スタイリッシュな空間デザインを導入することで、業界全体のステージを一段引き上げた。
オープンキッチンを舞台に見立て、エンターテインメント性を高めた八兵衛のスタイルは、ハワイや東南アジアなど海外へも進出。伝統的な博多のスタイルを守りながらも、時代に合わせて柔軟に自己変革を遂げるその姿勢は、次世代の若手焼き手たちにも大きな刺激を与え続けている。