競泳界におけるパンパシの価値は、その密度の濃さにある。アメリカとオーストラリアという世界トップ2の巨大な壁に対し、日本代表「トビウオジャパン」がいかに戦術を組み、個の力で風穴を開けるか。長年続いてきたこのライバル関係は、今大会でさらに尖鋭化している。
特に自由形やリレー種目における米国・豪州の圧倒的な層の厚さは脅威だ。しかし日本が得意とする平泳ぎや個人メドレー、バタフライの技術力は、世界屈指の精度を誇る。王者たちのアグレッシブなレース展開に対し、後半の粘りと精巧なターン技術で追い詰める日本陣営のレース戦略から目が離せない。