社会現象を巻き起こした『マツケンサンバII』の底抜けな明るさから、日本放送協会の本格大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で見せた平清盛役の圧倒的な重厚感まで、松平健の表現の幅はとどまるところを知らない。世代を超えて愛され続けるエンターテイナーの背中を、息子はどのような思いで見つめてきたのだろうか。
芸能界という過酷な世界の大変さを誰よりも間近で理解しているからこそ、息子自身の選択には慎重さが伴う。表現者としての道を歩むのか、それとも全く異なるフィールドで社会に貢献するのか。父・松平健は「本人が信じた道を全力で応援する」という姿勢を崩していない。