Q1:党三役と内閣の大臣(閣僚)は、どちらが偉いのですか?
A1:一概に上下をつけることはできませんが、党内政治の実力としては幹事長が一般の国務大臣を大きく上回るのが永田町の常識です。閣僚は行政の長ですが、国会議員としての身分や選挙公認、資金の差配を握っているのは党三役だからです。内閣総理大臣(総裁)と官房長官、そして幹事長の3名が日本の政治意思決定の最中核とみなされています。
Q2:党三役を経験しなければ、内閣総理大臣(自民党総裁)にはなれませんか?
A2:法的な要件ではありませんが、現実問題として党三役(特に幹事長や政調会長)の経験がないまま首相に上り詰めるのは極めて困難です。党の政策立案を束ねる政調会長や、選挙と議員心理を熟知する幹事長を経験することで、党内の信望と実務能力を獲得できるため、将来の総裁候補にとって党三役就任は必須の登竜門と位置づけられています。
Q3:自民党以外の野党にも「党三役」は存在するのでしょうか?
A3:存在します。立憲民主党や日本維新の会、国民民主党など多くの主要野党でも、組織名に多少の違いはあるものの「幹事長」「政調会長(政策調調査会長)」「総務会長(または常任幹事会議長、国対委員長など)」に相当する重要ポストを置き、執行部三役として意思決定を行っています。