時計の針が午前1時を回る頃、セブン-イレブンの明かりに吸い寄せられる客たちの心理は複雑だ。何かジャンクなものを腹に入れたい、でも明日への後悔は残したくない。そんな矛盾だらけの自問自答に対する最適解が、この棚にある。
袋の裏を見れば、驚くほど短い原材料リスト。数行で終わるその素朴さに、消費者は安堵を買っている。「胃もたれしないから、夜中に一袋空けても翌朝が楽」という口コミがX(旧Twitter)やTikTokで拡散された結果、深夜帯の購買層が劇的に広がった。タイパやコスパを突き詰めた現代人が最後に求めたのは、心への「免罪符」だったのかもしれない。