ソフトウェアの暴走、あるいは熱暴走によってタッチスクリーンが一切の入力を受け付けなくなった場合、通常の電源オフ画面を呼び出すことすら不可能になる。このとき必要となるのが、基板レベルで電気的なリセットをかける「強制再起動」のテクニックだ。
現代のiPhoneにおける強制リセットは、まるで格闘ゲームのコマンド入力に近い。まず「音量を上げるボタン」を押してすぐ離す。次に「音量を下げるボタン」を押してすぐ離す。最後に「サイドボタン」を押しっぱなしにする。画面がブラックアウトしても指を離してはいけない。漆黒の画面に再びAppleのロゴマークが浮かび上がるまで、およそ10秒間押し続ける必要がある。
Android端末の多くは、もう少しシンプルだ。一般的には「電源ボタンと音量下ボタン」を同時に10秒から15秒ほど押し続けることで、強制的にリセットシーケンスが走る。画面が暗転し、メーカーロゴのバイブレーションが伝わった瞬間に指を離せば、暴走したプロセッサは冷徹に初期化される。