Q1:完治した人たちと同じ骨髄移植を受けたい場合、日本国内の病院で希望できますか?
A1:白血病や悪性リンパ腫などの重篤な血液疾患を併発していない限り、希望しても受けることはできません。造血幹細胞移植は患者自身の命を落とす危険が極めて高い大手術であり、薬で安全にコントロールできるHIV感染者に対して移植を行うことは、医療倫理および安全基準の観点から固く禁じられています。
Q2:完治した人がいるなら、なぜ世界的なエイズ流行は終わらないのですか?
A2:完治をもたらした手法が、世界に数千万人存在する感染者に広く適用できる手段ではないためです。また、世界中にはいまだ検査へのアクセスがなく自身が感染している事実を知らない人々や、貧困・偏見によって抗ウイルス薬を入手できない地域が存在することが、流行終息への本質的な障壁となっています。
Q3:一般的な「エイズ完治薬(誰でも飲めば治る薬)」はいつ頃登場しますか?
A3:2026年現在、遺伝子編集やmRNAを用いた機能的治癒を目指す新薬が治験段階にあります。しかし、長期的な遺伝子変異の安全性確認や副作用の排除には慎重な検証が必要であり、一般のクリニックで広く処方されるまでには、なお段階的な年数を要すると見られています。