数年前に話題となった「静かな退職(Quiet Quitting)」は、最低限の仕事だけをこなす受動的なスタイルだった。だが、現在注目を集めている潮流はより能動的だ。自身のキャリアを意図的に「一時停止」させ、学び直しや地域活動、あるいは徹底的な休息に時間を充てる動きが広がっている。
日本国内の先進企業でも、勤続年数に応じた長期間のサバティカル休暇制度を本格導入するケースが相次ぐ。数ヶ月から1年ほどの期間、会社との雇用関係を保持したまま独自の時間を過ごす社員が増加。現場を離れて客観的に自社や社会を眺める経験は、復帰後に全く新しい視点やアイデアをもたらす触媒としても機能している。