ジウォンの運命の歯車を優しく、そして力強く回したのが、ナイヌ演じるユ・ジヒョク統括部長だ。冷静沈着で隙のないビジネスマンとしての顔と、ジウォンに向ける一途で切ない眼差し。この対照的な魅力を低音ボイスと圧倒的な存在感で演じきり、世界中のファンを魅了した。
自身も大きな秘密を抱えながら、決して押し付けがましくなく彼女の復讐を陰から支えるポジションは、一歩間違えれば退屈なキャラクターになりかねない。しかし、ナイヌは目の演技一つでジヒョクの孤独と深い愛を表現し、作品の精神的支柱となった。本作での大ブレイクを経て、彼は一躍グローバルスターとしての地位を揺るぎないものにしている。