SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを調査すると、安さだけを追い求めて丈詰めに踏み切ったユーザーのリアルな後悔の念が浮き彫りになります。
リフォーム店に勤務する熟練技術者は、現場の取材に対して次のように打ち明けます。
「他店やご自身で『安く仕上げたいから普通の直線縫いでいい』と指定され、着用初日に裾の糸が全部切れて再持ち込みされるお客様が後を絶ちません。また、Tシャツは胴回りの太さが裾に向かって絞られていたり広がっていたりするため、単に下から5cm切り落とすだけでは、裾の円周が合わなくなり、縫い目がワカメのように波打ってしまう(パッカリング・フレア化)トラブルが頻発します」
実際にコミュニティ上で報告されている代表的な失敗事例には、以下のような生々しい声が並びます。
- 「近所の個人店で800円でやってもらったら、表の縫い目がガタガタで、洗濯したら裾が外側にクルクル巻き上がって外で着られなくなった」(20代男性・古着ファン)
- 「お気に入りのバンドTシャツの着丈を10cm詰めたら、裾にあったコピーライト表記とフロントプリントのバランスが崩れ、異様なシルエットになって大後悔した」(30代男性・会社員)
- 「サイドスリットがあるデザインだと気づかずに持ち込んだら、スリットの再構築費用として追加で1,500円請求され、結局トータル4,000円近くかかった」(40代女性・主婦)
街の店舗へTシャツ着丈詰め持ち込みを行う際は、目先の加工費だけでなく「元のデザインディテールがどう変化するか」まで見越してオーダーしなければ、大切なお気に入りの服を台無しにしてしまうリスクを孕んでいます。