首位から4位までの勝ち点差がわずか「3」のなかにひしめく大混戦。今シーズンの昇格レースを決定づけたのは、先週末の直接対決で生まれた後半アディショナルタイムのワンプレーだった。中盤のトランジションでボールを奪い返した瞬間、センターバックが躊躇なく縦に差し込んだ一本の鋭い楔。相手のハイラインの背後へ斜めに抜けたFWが、飛び出すGKの頭上を越す鮮やかなループシュートを沈めた。
あのわずか4秒間の判断スピードこそが、勝敗の分水嶺だった。最新順位表では、勝負強さを見せつけた街クラブの雄が辛うじて勝ち点1差で首位に立ち、それをJアカデミー勢が猛追する。自陣でのビルドアップを徹底的に封じに来るハイプレスに対し、ダイレクトプレーでプレスラインを突破するインテリジェンス。13歳にして戦術理解度の高さを見せつける注目選手たちの躍動が、リーグの勢力図を毎週のように塗り替えている。