無人神社である奥の宮だからこそ、参拝者一人ひとりの敬神の念とマナーが厳しく問われます。現地を訪れる際に押さえておくべき作法とタブーを解説します。
まず参拝順路として推奨されるのは、「奥の宮社殿」→「旧社殿跡地」→「金刀比羅神社(元宮)」の順で巡るルートです。鳥居をくぐる際の一礼、参道中央(正中)を避けて歩く作法、手水で心身を清める基本動作(水がない場合は持参した清潔なウェットティッシュ等で清める)は一般の神社と同様です。拝礼は「二礼二拍手一礼」で行います。
サムハラ神社奥の宮の御朱印の拝受方法には細心の注意が必要です。前述の通り、奥の宮の現地社殿では御朱印帳への直書きも書置きの頒布も行われていません。御朱印を拝受したい場合は、加茂町内の取扱所(美作加茂駅前の観光案内施設や町内の指定拠点)に立ち寄るか、大阪市西区のサムハラ神社本庁で「奥の宮参拝済」の旨を伝えて拝受する形が基本となります。現地に賽銭箱以外の金銭受領窓口はありませんので、ネットオークションやフリマアプリ等で高額転売されている出所不明の授与品には手を出さないよう注意してください。
また、現地で厳禁とされているタブー行為がいくつか存在します。 境内での飲食・ゴミのポイ捨てはもちろんのこと、旧社殿跡地の神聖な結界内へ足を踏み入れる行為、樹木を傷つけたり苔を剥ぎ取ったりする行為、社殿内部に無断でカメラを向けてSNSライブ配信を行う行為は、近隣住民や他の参拝者への重大な迷惑となります。「神気に触れる」とは、場を荒らすことではなく、その静謐さを乱さずに己の内面と向き合うことです。