体力の備わっている成人の場合、発熱の数値そのものよりも「全身状態と随伴症状」が受診の判断基準となります。一般的な大人の高熱における病院受診基準は以下の3段階に分類されます。
1. 【即時受診・救急要請レベル】
38度以上の熱に加え、チアノーゼ(唇や爪が紫色)、肩で息をするような呼吸困難、起き上がれないほどの激しい頭痛、視野の異常、持続する胸痛がある場合。これらは肺炎や髄膜炎、心筋炎などの重篤な疾患を疑うサインであり、ためらわずに医療機関を受診してください。
2. 【日中に受診すべきレベル(24時間以内)】
38度前後の熱があり、強い関節痛や喉の激痛、悪寒が続く場合。水分はなんとか摂取できているものの、日常生活に支障が出るレベルの倦怠感がある場合は、発熱から半日ほど空けて通常の診療時間内に受診します。
3. 【自宅で様子見が可能なレベル】
37度台前半から中盤の微熱で、食事や水分がしっかり摂れ、咳や鼻水などの軽度な風邪症状にとどまっている場合。市販の風邪薬や休養で経過を観察し、3日以上熱が下がらない場合や症状が悪化傾向にある段階で受診を検討します。