彼の歩みを語る上で、表現者・森内貴寛としてのルーツと覚悟を無視することはできない。圧倒的な歌唱力と天性の声量を持ちながらも、安住の地を捨てて泥臭いライブハウスから叩き上げてきた歴史がある。そのハングリー精神は、どれほどの成功を収めても一切鈍ることがない。
既存の大手マネジメントから飛び出し、自らの城である株式会社10969を設立した決断は、今振り返っても業界における歴史的な転換点だった。クリエイティブの主導権を完全に握り、海外展開のスピード感を自らコントロールする。その独立独歩の姿勢こそが、妥協のないプロダクションワークと桁外れのライブパフォーマンスを支え続けている。