激動する観光・レジャー産業のなかで、東京タワーが放つ集客力は別格だ。地上150メートルのメインデッキ、そして地上250メートルに位置するトップデッキ。幾何学的なミラーが張り巡らされたトップデッキの空間演出は、東京の果てしない街並みを万華鏡のように反射し、非日常の浮遊感を演出する。
最高の写真を狙うなら、展望台内部だけでなく地上からのアングルにも着目したい。増上寺の大殿と重なり合う構図は、江戸の歴史と昭和の近代建築が同居する東京ならではのコントラストを描き出す。また、赤羽橋交差点付近からの見上げ構図は、ライトアップされた鉄骨の迫力を最もダイレクトにフレームへ収めることができる定番スポットだ。ライトアップの光色やデザインも季節やイベントごとに繊細に変化し、訪れる季節ごとに全く異なる表情を見せてくれる。