路上でランプが点灯した際、ドライバーがパニックを起こさずに実施すべき現実的なトラブルシューティングのステップを解説しよう。
まず最初に行うべきは、安全な場所への退避とエンジン即時停止だ。ハザードランプを点灯させ、路上や路肩、近くの駐車場に車を滑り込ませたら、速やかにイグニッションをOFFにする。続いてボンネットを開け、数分置いてオイルがオイルパンに落ちてくるのを待ってから、オイルレベルゲージを引き抜いて拭き取り、適正量(FとLの範囲内)に入っているかを目視で確認する。
もしオイル量が著しく減少している場合は、規定のオイルを補充することで油圧が復元し、再始動時に自動的に警告灯が消灯することが多い。一方、オイル量が十分であるにもかかわらず点灯し続けている場合は、センサー異常やポンプ不全の可能性が高いため、無理なセル回しは厳禁だ。
なお、近年のモデルや整備リマインダー機能を備えたメーターでは、定期点検時期の通知としてランプが点滅・点灯する仕様も存在する。手元の操作でリセットを試みる手順としては、イグニッションOFFの状態からトリップメーターのボタンを長押ししたままキーをON位置(エンジンは始動しない)にし、ディスプレイ上の表示がカウントダウンやリセット完了のサインに変わるまで押し続ける方法が一般的だ。ただし、これはあくまで「メンテナンス時期の通知リセット」であり、油圧異常そのものを根本解決する手段ではない点に十分注意したい。