『デッドデッドデーモンズデデデデストラクション』が暴き出したのは、東京の上空に巨大な空飛ぶ円盤が浮かんでいることの異常さではありません。どれほど世界が理不尽に壊れ、他者が理不尽に傷つけられていても、スマートフォンを眺め、タピオカを飲み、友人と恋バナをしながら平然と笑って過ごせてしまう、「私たちの日常そのものが抱える狂気」でした。
世界は最初から狂っており、救いようのない欺瞞に満ちている。それでも、門出とおんたんが手を繋ぎ合って理不尽な現実を突破したように、自分にとっての「絶対的な誰か」が存在する限り、人間はこの終末の日常を生き抜くことができます。浅野いにおが10年近い歳月をかけて紡ぎ、アニメーションという新たな翼を得て完成したこの壮大な叙事詩は、混迷を深める現代社会を生きる私たちにとって、痛烈でありながら最も誠実な生き残りのバイブルと言えるでしょう。 (出典: デッド デッド デーモンズ デデデ デストラクション(Yahoo!ニュース))
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