編み進めるうちに、作品が扇形に広がったり、逆にキュッと縮んで丸まってしまったりした経験はないだろうか。原因の9割は、最初の鎖編みのテンション(糸の張り具合)にある。
鎖編みがきつすぎると、2段目の目が入りにくくなり、全体が引きつれて歪む。逆に緩すぎると、根元がぶかぶかと波打ってしまう。対策は単純だ。「編み針の太さを、鎖編みの時だけ号数アップする」というプロ直伝の裏技がある。例えば5号針で本編みを編む場合、最初の鎖編みだけ6号や7号の針を使う。これだけで、力が入りがちな初心者の鎖編みに理想的なゆとりが生まれる。
また、編んでいる最中に息を止めないことも重要だ。身体の緊張はそのまま指先へと伝わり、糸を強く引っ張りすぎてしまう原因になる。深呼吸を繰り返しながら、リズミカルに針を動かそう。