国旗や紋章を研究する専門分野である旗章学において、コンゴ共和国の旗は非常に高い評価を受けている。緑・黄・赤の3色は、エチオピアの国旗に由来する汎アフリカ主義のシンボルカラーであり、アフリカ諸国の連帯と尊厳を象徴している。しかし、それを単純な横三色や縦三色にせず、対角線で区切る手法は当時の旗章学界に強いインパクトを与えた。
アフリカ独立の嵐が吹き荒れた1950年代末から1960年代にかけて、新興独立国が自国の主権を主張する場となったのがアフリカ連合の前身組織や国際連合であった。国連本部にこの斜め三色旗が掲揚された際、そのスタイリッシュな構図は新時代の新しいアフリカの誕生を世界に強烈にアピールしたのである。