住宅街のすぐ隣に、鮮やかな緑が広がる畑。西東京市を歩いて最も驚かされるのは、都市化が進んだ現在もなお豊かな農地が息づいている点だ。地元農家が丹精込めて育てるキャベツやブロッコリー、トマトといった新鮮な野菜は、市内に点在する直売所で毎朝手に入る。
採れたての味覚を楽しめるのは市民の特権だ。地元の小中学校の給食にもこれらの採れたて野菜が積極的に導入されており、「食育」の観点からも高い評価を得ている。都市の利便性と豊かな大地の恵みが同居する暮らし。スーパーマーケットの棚には並ばない、季節の息吹をそのまま感じられる食卓がここにはある。