津軽海峡と函館湾という二つの海に挟まれた函館市は、年間を通して風の影響を強く受ける気象特性を持っています。特に春先から初夏にかけて見られるフェーン現象の発生時や、真冬の乾燥した晴天時には、ごく小さな火種であっても強風にあおられて一気に燃え広がる危険性を孕んでいます。
過去にこの街を襲った大火の歴史を振り返るまでもなく、函館における防火対策は気象条件との厳しい戦いでもあります。気象台から乾燥注意報や強風注意報が発令されている日には、家庭内での暖房器具の取り扱いはもちろん、屋外での火気使用に対して普段以上の警戒感を持たなければなりません。天候の変化に気を配り、風の強い日は火災発生のリスクが跳ね上がっているという前提に立って行動することが極めて大切です。