このムーブメントの波及効果は、イベント会場の敷地内だけに留まらない。コラボレーションを展開する地元の飲食店や和菓子店には、連日長蛇の列ができている。岐阜県内の老舗洋菓子店では、劇中に登場する「激辛おしおきスイーツ」を再現した限定商品が、連日開店からわずか30分で完売するフィーバーぶりだ。
地元の商店街振興組合の理事長は、驚きを隠せない様子で語る。「最初は若者の間で何が起きているのかさっぱり分からなかった。だが、シャッターが目立っていた商店街にこれほどの人出が戻ってくるなんて、ここ十数年なかったことだ。嬉しい悲鳴を上げているよ」。単なるネットのネタが、実体経済を動かす強力な原動力となっている。