Q1:電波時計の時刻が急に合わなくなったのですが、送信所の故障ですか?
A1:送信所の機器点検(定期保守)や落雷等による一時的な停波を除き、送信所自体が長期停止することは極めて稀です。多くの場合は、鉄筋コンクリート造の建物内やビルの谷間による遮蔽、家電製品・パソコン・LED照明から発生するノイズの影響です。窓際に時計を置くか、夜間の電波が安定する時間帯に強制受信を試すことで改善することが大半です。
Q2:全国のAMラジオ送信所が完全になくなると、これまでのラジオ受信機は使えなくなりますか?
A2:AM専用ラジオでは、停波した放送局を受信できなくなります。ただし、ワイドFM(FM補完放送)に対応したラジオ受信機(90.0MHz〜95.0MHz以上の周波数が受信可能な「ワイドFM対応」機器)をお持ちであれば、同じ番組をよりクリアなFMステレオ音声で聴取可能です。買い替えの際は「ワイドFM対応」の表記をご確認ください。
Q3:電波送信所の近くに引っ越した場合、テレビやWi-Fiに電波障害は出ますか?
A3:送信所の直下や至近距離では、電波が強すぎるために受信機器の回路が飽和する「強電界地域特有の受信障害」が稀に発生することがあります。この場合はアンテナ設備に「アッテネーター(減衰器)」を挿入して適切な電波レベルに調整することで解決します。Wi-Fi(2.4GHz/5GHz帯)とは使用する周波数が大きく異なるため、基本的に干渉することはありません。
Q4:テレビの中継局が故障した場合、周辺地域はすぐ停波してしまいますか?
A4:重要中継局の多くは送信機が二重化(現用・予備)されており、片方が故障しても瞬時に予備機へ自動切り替えが行われるため、視聴者が気付くような放送中断は起きにくい設計になっています。また、落雷などで商用電源が途絶えた場合に備え、自家発電装置や大容量バッテリーを備えた無停電化対策が施されています。