急増する患者に対し、医療機関も警戒を強めている。救急外来での早期診断が救命の鍵を握るが、初期症状が風邪や一般的な蜂窩織炎(ほうかしきえん)と酷似しているため、見極めは困難を極める。迅速な検査キットの開発が進められているものの、現場の医師にかかるプレッシャーは計り知れない。
さらに、薬剤耐性菌の出現も懸念材料の一つだ。これまで効果のあった抗菌薬が効きにくくなる変異株が確認されれば、治療の難易度はさらに跳ね上がる。医療リソースが逼迫する中、個々の医療機関の連携と、迅速な情報共有システムの発構築が急務となっている。