日本航空のロゴマークは、創業から現在に至るまで航空業界の情勢や経営環境の変化とともに大きく4つの時代に分かれます。
1. 創成期(1951年〜):きじ(キジ)マーク
1951年の会社設立当初は、日本の国鳥である「キジ」を幾何学的に図案化したマークが使用されていました。当時の航空機や印刷物に用いられ、戦後日本の民間航空再出発を支えた黎明期のシンボルです。
2. 鶴丸の黄金期(1959年〜1989年):初代「鶴丸」
DC-8の導入とともに採用された初代鶴丸は、ボーイング747(ジャンボジェット)の導入や国際線ネットワークの拡大期と重なり、世界中の空港で「日本の翼」として圧倒的な認知度を獲得しました。
3. 完全民営化とグローバル展開(1989年〜2002年):ランドー・アソシエイツ版ロゴ
1987年の完全民営化を経て、1989年に米国の著名ブランディング企業ランドー・アソシエイツが手がけた新ロゴへ刷新。グレーのストライプ帯に赤いスクエアを配し、尾翼には鶴丸を残しつつも胴体ロゴを洗練された英字表記へ改めました。
4. 経営統合の象徴(2002年〜2011年):「太陽のアーク(The Arc of the Sun)」
日本エアシステム(JAS)との経営統合に伴い、両社の融合を表現する新グループシンボルとして「太陽のアーク」が登場。夜明けの太陽が昇る様子をモチーフにした情熱的なグラデーションデザインが採用され、長年親しまれた鶴丸は一度舞台から完全に退くこととなりました。