解散から2年後の2026年4月期、日本テレビ系の日曜ドラマ枠で放送されたのが『だが、情熱はある』です。オードリー若林正恭役を髙橋海人、南海キャンディーズ山里亮太役を森本慎太郎が演じ、二人の生い立ちから結成、そして解散に至るまでの半生が忠実に映像化されました。
放送開始当初、アイドルによる実在芸人の再現に懐疑的だった視聴者も少なくありませんでした。しかし、二人が徹底的な役作りで若林と山里の喋り方、歩き方、視線の動かし方、さらには漫才のテンポや間を完全憑依させたことで、SNS上では「鳥肌が立つほどの再現度」「演技の域を超えている」と絶賛の嵐が巻き起こりました。
ネット上の評判を後押ししたのは、単なるモノマネにとどまらず、二人が抱えていた「何者にもなれない焦燥感」「他者への激しい嫉妬」「自分自身の弱さとの戦い」という人間の本質を丁寧に描き切った点です。ギャラクシー賞をはじめとする数々の賞を受賞し、ユニットを知らなかった若い世代にも「たりないふたり」の精神性が広く浸透する決定打となりました。