獅子丸の魅力を語る上で外せないのが、甲賀流の忍者・ケムマキケムゾウの相棒である忍猫「影千代(かげちよ)」とのライバル関係です。「伊賀犬 vs 甲賀猫」という古典的な対立構造をベースにしながらも、二匹が繰り広げるドタバタ劇は作品屈指のハイライトとなっています。
影千代は静電気を操る「エレキ術」などを得意とする知能派で、何かと獅子丸を罠にはめようと画策します。しかし、詰めが甘い影千代とおっとりした獅子丸の衝突は、どこか憎めないコントのような展開に発展するのがお約束です。
主人の代理戦争としていがみ合う一方で、時には主人の厳しい仕打ちに共感し合ったり、陰でこっそりおやつを分け合ったりする場面も描かれます。「ケンカするほど仲が良い」という言葉を体現した奇妙な友情と信頼関係は、ファンの間でも非常に高い支持を集めています。