彼女の若き日を語る上で避けて通れないのが、華麗なる男性遍歴と、昭和のフィクサーたちとの繋がりだ。大物歌手との電撃的な結婚と離婚、そして政財界の黒幕たちとの深い関係。彼女は単に男に貢がれる女ではなかった。対等、あるいはそれ以上の立場で男たちを動かす「プロデューサー」としての側面を持っていた。
当時の芸能界や政界は、今よりもはるかに混沌としており、ルール無用のパワーゲームが繰り広げられていた。その中心にいながら、彼女は自らのポジションを確立していく。誰と結びつき、誰を切り捨てるべきか。その冷徹な判断力は、銀座のクラブ経営や芸能プロデュースの現場で極限まで研ぎ澄まされていった。