本作の魅力を決定づけているのが、主人公を取り巻く濃密すぎる異能のキャラクターたちだ。大日本帝国陸軍第七師団を率いる怪僧のごときカリスマ、鶴見中尉を演じるのは玉木宏。額の額当てからにじみ出る異常性と圧倒的な威厳は、画面越しにも鳥肌が立つほどの存在感を放つ。
一方、戊辰戦争を生き延びた幕末の英雄・土方歳三には、名優・舘ひろしが挑む。白髪をたなびかせ、刀を閃かせるその立ち姿は、まさに原作から抜け出してきたかのようだ。尾形百之助役の眞栄田郷敦や白石由竹役の矢本悠馬など、脇を固めるキャスト陣のハマり役ぶりもファンの間で絶賛されている。