なぜ2歳児は理不尽に怒り狂い、7歳児は学校生活のプレッシャーに潰れそうになるのか。日本小児科学会の最新の知見でも示されている通り、これらは脳の発達スピードのアンバランスさに起因している。前頭葉の発達が追いつかない時期の子どもは、自分の感情をコントロールするブレーキがまだ機能していない。
特に「イヤイヤ期」は、自己意識の芽生えに対して語彙力と情緒の制御が追いつかないジレンマの表れだ。一方、保育園や幼稚園の手厚い環境から一変し、自立を求められる「小1の壁」では、子ども自身も未知のストレスにさらされている。これを親側の「しつけ不足」と捉えるのではなく、脳の過渡期における自然な現象と捉え直す視点が必要だ。