一方で、仕掛け人である音楽事務所側の姿勢にも疑問の目が向けられています。近年のK-POPは、欧米市場での成功を意識するあまり、かつてないほど官能的でダークなコンセプトを取り入れるようになりました。過激なダンス、露出度の高い衣装、そして性的なメタファーを散りばめたミュージックビデオ。これらは公式に「15歳以上推奨」などのレーティングが設定されているものの、実質的にネット上で誰でも閲覧可能です。
公式が限界に挑むような表現を提供する一方で、ファンによる二次創作だけを厳しく取り締まるのはダブルスタンダードではないか、という指摘も上がっています。ビジネスとしての成功と、アーティストを守るためのモラルのバランスは、かつてないほど崩れやすくなっています。