木嶋死刑囚のブログ更新は、当時から法的な、そして倫理的な議論を巻き起こしてきた。刑が確定した死刑囚には、外部との通信に厳しい制限が課される。しかし、弁護人や支援者を介した「間接的な発信」を完全に規制することは難しい。
遺族感情を逆なでするような発信に対し、規制を求める声は今も根強い。一方で、死刑囚であっても表現の自由は保障されるべきだという意見もある。だが、彼女の発信が結果として彼女自身の「神格化」や「コンテンツ化」を招いたことは否認できない。犯罪者が自らのプラットフォームを持ち、世論を揺さぶる手法は、現代のネット犯罪や愉快犯たちにも形を変えて受け継がれている。