本作のアニメーション制作を日本のスタジオであるA-1 Picturesが手がけたという事実も、非常に興味深い。韓国のIP(知的財産)を、日本のトップクリエイターたちが映像化する。ここには政治的な対立感情を超えた、純然たるビジネスとクリエイティブの協業が存在する。
現場のクリエイターたちにとって最優先されるのは、いかにしてハイクオリティな映像を作るかであり、政治的な意図の排除である。しかし、出資企業や配信元の思惑、そして何より両国の視聴者の感情が交錯する中で、制作陣は常に綱渡りのようなバランス感覚を要求された。このプロジェクトが残したノウハウは、現在の日韓共同プロジェクトにおける重要な指針となっている。