世間にとって教団衰退の象徴として最も強い衝撃を与えたのが、PL学園高校野球部の事実上の休部(2016年)でした。甲子園で春夏通算7度の優勝を誇り、桑田真澄氏、清原和博氏の「KKコンビ」をはじめ、数々のプロ野球レジェンドを輩出した名門がなぜユニフォームを脱ぐことになったのでしょうか。
PL学園野球部の休部理由の根底にあったのは、度重なる部内暴力問題の発覚と指導者不在だけではありません。教団側の運営方針転換により、かつて行われていた特待生制度の廃止や全寮制の規模縮小、さらには信者子弟以外の一般生徒受け入れ制限など、学園経営の舵取りが迷走したことが決定打となりました。
現在、野球部復活の兆しは見出せておらず、学校法人PL学園全体を取り巻く状況も厳しさを増しています。生徒数は全盛期から大幅に減少し、一部では「PL学園の廃校の噂」が定期的に取り沙汰される事態となっています。教団側は伝統ある母校の存続を模索しているものの、定員割れが続く現状において、教育機関としての根本的な再構築が急務となっています。