主要キャストの急逝という事態に、テレビ局や制作陣は放送中止も視野に入れていたという。しかし、遺族の意向と、何よりも「漣さんなら、絶対に最後までやってくれと言うはずだ」という共演者たちの強い思いが、異例の放送継続を後押しした。
大杉さんが撮影を終えていた第5話までは予定通り放送され、最終回となる第5話のラストには、彼が生前に撮影していた未公開カットや、メンバーが海に向かって大杉さんの名前を叫ぶシーンが収められた。それは演技でありながら、彼らの本物の感情が溢れ出た瞬間だった。視聴者は画面越しに、役者たちのリアルな祈りと追悼の念を受け取ることとなった。